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マクラメとからだ

手芸はとても楽しいものですが、その副反応とも言えるのが肩こり。ついつい夢中になってやっていると、気づいたら肩がガチガチという経験、手芸の好きな方ならありますよね?わたしも編み物や縫物をするとひどく肩が凝って、吐き気がしたり頭痛がすることもあるほどでした。

けれど、マクラメを楽しむようになってから肩が凝らないということに気づき、本当に驚きました。マクラメは長いひもをさばくようにして大きく手を動かすこともありますので、手先だけではなく腕全体を使う動作が血行を良くするために、肩が凝りにくいのではないかと思います(もちろん個人差はあると思います)。

 

作業療法としてマクラメを活用する時には、『上肢の協調性・巧緻性・筋力の維持・向上や関節可動域の維持・向上等の運動機能改善』や『上肢動作面の機能の改善』などを目的にしています。(出典:『作業ーその治療的応用 改訂第2版』)

 

手の血管年齢を測る機械で調べたところ、マクラメをする前に比べて後では血管年齢が下がった、というデータもあるそうです。

 

それから、昔から「手先をよく使う人はボケない」なんていう言い方をしますね。『手は外部の脳である』とまで言うのだとか。実際、最近では脳科学の研究が進み、手を創造的に使うことは脳の前頭前野を刺激して活性化させるということが分かっているそうです。また、「手の器用さは継続して訓練することで向上する」「握力が大きいほど病気が少なく健康である」などの報告もあるとのこと。手と脳には深い関係があるのですね。マクラメでは両手をバランス良く使うし握力も使うので、脳のトレーニングにとても効果的だと思います。(参考文献『手と脳』久保田競 敬称略)

 

このように、こころだけじゃなくからだにも効くマクラメではありますが、過ぎたるは猶及ばざるが如しといいますから、夢中になりすぎるのには要注意。

実際にわたしは、ここ2年近くひどい腰痛に悩まされていました。創作に夢中になるあまり、崩れた姿勢でもそれに気づかずに同じ姿勢をとり続けていたために、知らず知らず腰に負担がかかっていたようです。「よっこらしょ」と言わないと立てなかった自分が恥ずかしい!(笑)

幸い、整体院に通うようになってから腰痛はずいぶん軽減してきましたので、「よっこらしょ」も言わなくて済むようになりそうです。

 

「長時間同じ姿勢でいること」と「冷え」に気を付けて、時々休憩を取りながら、マクラメを楽しんでくださいね!